5.14 電気四重極

電気四重極を計算します。 リスト5-14-1に入力データを示します。
図5-14-1に形状出力図を示します。 4個の電極の電圧の符号を交互に変えています。
図5-14-2に電圧の面上分布図を示します。
図5-14-3に電界の面上分布図を示します。 中心では電圧の鞍点となるために電界がゼロになります。 電界がゼロとなる点を作るには四重極以上が必要になります。
なお、電圧の極小点または極大点は存在しません。(Earnshowの定理[1])


リスト5-14-1 電気四重極(quadrupole.ost)
OpenSTF 1 3
title = 電気四重極
xmesh = -1 100 1
ymesh = -1 100 1
zmesh = -0.5 50 0.5
volt = -1 
volt = 1 
geometry = 1 1 1 -0.5 -0.6 -0.5 -0.6 -0.05 0.05 
geometry = 1 2 1 0.5 0.6 -0.5 -0.6 -0.05 0.05 
geometry = 1 1 1 0.5 0.6 0.5 0.6 -0.05 0.05 
geometry = 1 2 1 -0.5 -0.6 0.5 0.6 -0.05 0.05 
solver = 1.97 3000 100 1e-5
plot2d = V Z 0
plot2d = E Z 0
2dfigure = 1 1
2ddb = 1
2dobject = 1 1
2dlog = 1
window2d = 750 500 15
window3d = 500 500 60 30
end


図5-14-1 形状出力図


図5-14-2 電圧面上分布図


図5-14-3 電界面上分布図