5. OpenSTFの計算例

5.1 平行平板電極

リスト5-1-1に平行平板電極の入力データを示します。
図5-1-1に形状出力図を示します。誘電体が電圧の異なる2枚の平行平板電極に挟まれています。
図5-1-2に収束状況を示します。 新しいモデルを計算するときは最初に一度は収束状況を確認するようにしてください。 直線状に減少していれば正常に収束していると言えます。
図5-1-3に電圧の線上分布図を示します。電極間では一定の傾きであることがわかります。
図5-1-4に電圧の面上分布図を示します。電極間に電位差が発生していることがわかります。
図5-1-5に電界の面上分布図を示します。電極間にほぼ一定の電界が発生しますが、 電極のエッジ部分には大きな電界が発生していることがわかります。


リスト5-1-1 平行平板電極(1st_sample.ost)
OpenSTF 1 3
title = sample
xmesh = -5 50 5
ymesh = -5 50 5
zmesh = -5 50 5
volt = -1 -V
volt = +1 +V
epsr = 2.0 Er
geometry = 2 1 1 -2 2 -2 2 -2 2 
geometry = 1 1 1 -2 2 -2 2 -2 -2 
geometry = 1 2 1 -2 2 -2 2 2 2 
solver = 1.95 1000 50 1e-5
plotiter = 1
plot1d = V Z 0 0
1ddb = 0
1dlog = 1
plot2d = V X 0
plot2d = E X 0
2dfigure = 1 1
2ddb = 0
2dobject = 1 1
2dlog = 1
window2d = 750 500 15
window3d = 500 500 60 30
end


図5-1-1 形状出力図


図5-1-2 収束状況


図5-1-3 電圧線上分布図


図5-1-4 電圧面上分布図


図5-1-5 電界面上分布図