OpenSTFでは図形出力に汎用グラフィックスライブラリーev[12]を使用しています。
その中で3D図形表示のライブラリーとしてOpenTK[24]を使用しています。
ポスト処理が終了すると計算結果の図形がファイルev.ev2(2D)またはev.ev3(3D)に出力されます。(注1)
ポスト処理制御において(2D)または(3D)と書かれているものに対してはそれぞれ2Dと3Dの図形データが出力されます。
ev.ev2とev.ev3は独自形式のファイルであり、
それぞれビューワーev2d.exe(2D),ev3d_otk.exe(3D)を用いて図形表示されます。
ビューワーの使い方についてはツールボタンにマウスを置くと説明が表示されます。
また、下のステータスバーに各種の情報が表示されます。
以下に図形出力例を示します。
横軸が反復回数、縦軸が残差の対数です。
縦軸が1e-5以下になるまで反復計算を行うことが望ましいです。
指定した線上の分布図が出力されます。
表示される成分の数は電圧Vまたは電荷密度Qの時は1個、
電界Eまたは電束密度Dの場合はX,Y,Z成分とその合成値の4個です。
指定した面上の分布図が出力されます。
赤は値の大きいこと、青は値の小さいことを表します。
電極または誘電体の形状が黒の線で表示されます。